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2008年3月16日(日)
城西地区交流試合
(全日本ウェイト制選抜)
@府中総合体育館
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3月16日、府中総合体育館において、全日本ウェイト制選抜と城西地区交流試合が行われた。
前者には森先生、幅下先輩、井上主将が出場し、後者には今坂、榎本、林田、村山、橋本が出場した。

井上主将は安定した試合運びで一回戦は難なく勝利。
二回戦では前半を有利に闘ったものの、後半に押されてしまい、惜しくも敗れた。
しかし、ウェイト制選抜という強豪が集まる大会で、恐怖に耐えながら良く戦ったといえる。
幅下先輩の初戦は、相手があまりに強すぎた。
パンチが強烈な選手で先輩は何度も場外に出された。
しかし、技有りを取られなかったことは、勝利に対しての強い執念のなせる業だろう。
気合いを入れて打ち返す場面が何度もあった。その中で強烈な下段を見せてくれた。

今坂は一回戦を得意の足技で善戦するも、判定で敗れてしまった。
とはいえ、彼の実力は森先生も認めるところであるから、次の大会ではこの眠れる獅子が牙を剥くことだろう。

榎本は一回戦で、何度も練習した下突きを相手に効かせて押していった。
しかし、延長で惜しくも敗れてしまった。
だが、スタミナ不足を認識したということで、自分の弱点を知ることが出来たといえよう。
林田は得意の下突きで果敢に攻めるも、あと一歩及ばず敗れてしまった。今後の成長が期待される。

村山は同好会員の中で、蹴りの精度がかなり高い。
一回戦ではそれを生かして闘ったが、スタミナが切れたようで、相手に押されて惜しくも敗れてしまった。

今回の同好会員の試合で、もっとも我々の眼に焼きついたのは、橋本の三位決定戦だったといえる。
序盤は突きで果敢に攻めていき相手を圧倒していた。
しかし後半でスタミナが切れ、逆に押されて判定で敗れた。
とはいえ、就職活動で多忙な中稽古に参加し、実力をつけ、
三位決定戦にまで駒を進めて懸命に闘う姿はとても美しかった。

そしてウェイト制選抜には早大同好会の指導員である森先生も出場した。
どの試合も「凄い」の一言に尽きる。そのなかでも特に決勝は引き込まれる試合だった。
相手の鎌田先輩にカウンターで中段後ろ蹴りを決めたときの会場のどよめきは、とても文章では表現できない。
その場に居た人間にしか体験できないものだった。
森先生は、闘いながらその場の空気まで創っているかのようだった。
その感じはCharや布袋といったプロのミュージシャンのコンサートを見るときと似ていた。
そこにあるような間、リズム、パフォーマンスの美しさが、極真空手という全く分野の異なるものの中にもあり、
素人にもそれが伝わってゆく。プロフェッショナルな輝きがあった。

〈総括〉
先日僕はバイト先の友人に教わりつつ、人生初のブルースのジャムセッションを行った。
上級者(彼は以前プロを目指していた)は、僕のようなヘボギタリストのフレーズやリズムに合わせてくれる。
セッションでは調和が大切とされるそうだが、これは空手にもそっくりそのまま当てはまると感じる。
何となくうまいなと思う試合は、受け返しがしっかりしていて、相手に合わせた動きをしている。
その一方で、双方我の張り合いでめちゃくちゃな試合もあった。
先日のセッションでも、コード進行に合わない音を適当に出したら注意された。
このことからも二者には何処か相通ずるものがあるようだ。
格闘技は英語でmartial artsというくらいだから、きっと強さ以外にある種の芸術性も求められるのだろう。
そして「闘い」とは、そもそも歴史を遡れば現代のような人対人(もはや人対機械のような感もあるが…。)の
構図となる以前に、人対自然という図式だったのではないか。
そこでの「闘い」とは食物を得るための狩であったり、それこそ干ばつや洪水との「闘い」であったりしただろう。
そこには狩りに出る男たちを鼓舞する音楽、自然を崇拝するための宗教的儀礼の中での音楽があったはずだ。
よって、「闘い」と「音楽」は太古から結び付いていたといえよう。
そんなことを考えながら、森先生の試合を思い出してみると、
そこからふと、ゴキゲンな音楽が聞こえてくるような気がする。
我々同好会員の目指すところも、もしかしたら其処なのかもしれない…。
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